2007年3月末にアミウィングスのメンバーでタイのHIV/エイズの孤児院やスラム、タイで活動する日本人NGOの訪問をしてきました。
アミウイングスがいままでやってきた、ザンビアのHIV/エイズのホスピス、孤児院への支援は、仲間の一人が現地に行って見てきたことから、元々、始まりました。今、同じこの時を地球上に住む「家族」がエイズに苦しんでいる。その「家族」に、私たちの想いを届け、絶望の淵をさまよっている彼らに、遠い遠い日本という国とつながっている、手をさしのべている人たちがいるんだよ、という希望を届けたい。そんな想いから始まりました。
今までやってきた支援の今後の展開を話し合っている内に、東南アジアでも、HIV/エイズで苦しんでいる地球の「家族」がいて、いろいろな支援の手がさしのべられている。そこではどんな人たちが支援をしているのだろう。どんな想いでやっているんだろう、どんなことが出来るのだろう。
現地に飛んで、自分の目でどんな状況か、何が出来るかを確かめたい。そんな想いが強まってきました。そこで決まったのが、タイ・チェンマイへの視察訪問旅行でした。
タイはHIV/エイズに対しての先進国で、国家政策として多くの予算を投じています。個人で払う医療費(抗エイズ薬を含む)は上限が30バーツでそれ以上は国が払ってくれ、抗エイズ薬の服用のお陰で、HIVウィルスのキャリアであってもエイズの発症を抑えることに成功し、全体的にはエイズ罹患数が減少していっています。ただし、北部の田舎などではキャリアであることを隠していたりする場合があり、伝染や発症を促している実態もまだまだあります。
<バームロムサイ>
HIV/エイズに罹患している子どもの孤児院で、名取美和さんという日本人の方が運営されています。この施設はジョルジュ・アルマーニの資金援助を受けているので、施設も医療も充実しており、居住環境も衛生的で清潔である。ここの施設はタイの中においても、特別な存在になっていました。
広々とした敷地にあるメインの建物の一つ。二階は子どもたち(女の子用)の部屋になっています。
一階のスペースは子どもたちの遊び場になっています。

一階が子どもたちのアトリエ、工作室。

ボランティアの人と工作中の子ども。
その作品、これら内の何点かは販売され運営費に回されます。

現地や日本などで販売する洋服、袋物などを作っている工房。
<クルム・プアン チェンマイーヒロシマ>
クルム・プアン チェンマイ・ヒロシマは特定の施設を持たず、タイ現地の民生委員と共に地域に入って行きながら、エイズ患者やキャリアに援助をしたり、子どもの学校に行く交通費を援助したり、自立を妨げない範囲で状況に即した援助をしています。タイは貧困の格差も激しく、地方には今にも崩れそうな家や水が出ない場所に住んでいる方々もたくさんおり、そういった支援が未だに行き届いていない地域にも直接入り、援助を行ったりもしています。沖村眞紀さんという方が最初に立ち上げ、今では数人の方々と精力的に地域を回ったりしていらっしゃいます。

クルム・プアンの代表 沖村真紀さん【左】とボランティアスタッフの美時智子さん【右】
後ろの車は、日本の自動車メーカーのマツダ(タイ)からクルム・プアンの活動のために贈られたものです。
沖村さんが、マツダのメーカーさん宛にタイへの支援の想いをつづった手紙をお送りしたら、贈呈していただいたそうです。

アミウイングスが日本から持っていった文房具。

クルム・プアンに日本から持っていった文房具を贈呈しました。

翌日、クルム・プアンのスタッフとチェンマイの地域に入り、子どもたちに文房具を配りました。
この子どもたちの中には、成績が優秀なので高校進学の奨学金を申請している女の子もいます。この地域は、貧しい地域で、彼女が進学すればきっと地域の希望の星になると思います。
タイは、アフリカに比べて、支援が行き届いていることは確かですが、貧富の差が厳しく、ちゃんと支援などを受けられない地域もあることは確かでした。今回、お世話になった彼らの何らかのサポートが出来ないか、今、いろいろと模索しています。もし、具体的に決まりましたら、お知らせしていきます。
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